2022.01.09
ピラティスの効果を上げるために知っておきたいこと ー 呼吸ー
「ピラティスの効果を上げるために知っておいたら良いことはある?」
このような悩みを解決します.
・本記事から分かること、得られるもの
✔呼吸の知識が深まる
✔ケガを予防できる
✔運動の効果を上げる
ピラティスを始めるなら、呼吸のポイントを理解しておきましょう!解説していきます!
この記事を読む前に、オススメの記事!
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1.呼吸とは
「生物が身体を動かすエネルギーを作るために必要な要素の1つに酸素があります。この酸素を肺で体内に取り込み、細胞で消費し、老廃物となる二酸化炭素を体外へと排出する仕組み」が呼吸と言われています。
(引用:https://www.nk-hospital.or.jp/friends/210120/)
呼吸は無意識で行われるため、咀嚼・歩行と同じく原始動作と呼ばれます。
胸式呼吸や腹式呼吸など方法に意識が向きがちですが、過剰に意識をして行うことはオススメしません。
2.呼吸の回数について
「あなたは1分間に何回くらい呼吸をしているでしょうか?」
・健康な成人の呼吸数(安静時)
:約8〜12回/分、 約2万回/日。
・喘息の人の呼吸数(安静時)
:約15〜20回/分、重症の場合は100回/分を超える。
(引用:Ganong’s Review of Medical Physiology)
健康やダイエットのために、摂取カロリーや睡眠時間、歩数などを意識されている方は多いと思います。
呼吸に関しては、意外にも無関心な人が多いように感じます。
じつは、酸素も取り込み過ぎてはいけないのです。
最近の研究では、呼吸数や量が増えると健康を害することが分かっています。
詳細は別の記事で書きたいと思います。
3.呼吸のポイント
では、ピラティスなど運動をするときは呼吸の何に気をつけたら良いのでしょうか?
ポイントは3つあります。
1)呼吸の量や回数を減らすこと
2)吸うよりも吐くことにフォーカスすること
3)呼吸を止めないこと
1)呼吸の量や回数を減らすこと
前述したとおり、喘息など体に不調を抱えている人は呼吸数が多くなる傾向があります。
そのため、運動をするときは1回の呼吸にかける時間を長くして、呼吸数を少なくします。
これにより、効率的な酸素と二酸化炭素の交換が可能となり、体はリラックス・脱力することが出来ます。
2)吸うよりも吐くことにフォーカスすること
呼吸数を少なくするときに、息を吐くことにフォーカスするとさらにメリットがあります。
息を吐くときは、横隔膜・内腹斜筋・腹横筋など体の奥にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉たちを刺激することが出来ます。
インナーマッスルへの刺激は、反り腰や猫背などの不良姿勢を改善させたり、トレーニングの効果を上げることが出来ます。
3)呼吸を止めないこと
呼吸の時間が長くなって、息を吐くことが出来てもトレーニング中に呼吸が止まってしまうと全てが台無しになります。
呼吸が止まると全身に力が入りすぎてしまい、体が震える方や顔が真っ赤になる方もおられます。
これでは、逆に肩こりや腰痛など体の不調を引き起こしてしまうため注意が必要です。
ピラティスでは、動作中に「息を吸って〜」「息を吐いて〜」と声かけをする理由はこのためです。
呼吸|まとめ
ピラティスに限らず、運動をするときに「呼吸」は無視することが出来ません。
もともと意識せずに行う「原始動作」のため、過剰に意識することはいけませんが…
1)呼吸の量や回数を減らすこと
2)吸うよりも吐くことにフォーカスすること
3)呼吸を止めないこと
これらをポイントとして押さえていただけると良いと考えます。
ぜひ、お試しください。
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