「マットピラティスとマシンピラティスは、どちらから始めたらいいの？」

このような悩みを解決します.

 

・本記事から分かること

✔マシンピラティスのメリット

 

ピラティスを始めるなら、マシンピラティスがおすすめです！解説していきます！

 

この記事を読む前に、オススメの記事！

・ピラティスってなに？理学療法士が解説します！

・ピラティスとヨガの違いは？｜共通点、歴史など理学療法士が解説！

 

マシンピラティスのメリット

ピラティスといえばマットピラティスのイメージが強いですが、本来のピラティスはバネや器具の抵抗を用いたマシンピラティスです。

 

・マシンピラティスのメリット

 

 

①正しいカラダの動かし方を理解できる！

マシンピラティスは、バネやロープから負荷を受けながら運動することで正しいカラダの動かし方を理解できます！

 

マットピラティスは、カラダとマットのみが接触した状態で運動を行います。

この状態で自分のカラダをコントロールして、運動するのは初心者には難しいことです。

 

それに対して、マシンピラティスでは上の写真のようにロープなどを通じてバネの負荷を受けます。

この負荷に負けないように運動するだけで、無意識に理想とされる正しいカラダの動かし方を行うことができます。

また、負荷の調整が可能であり自分の体重を支えきれない人でも運動することが可能です。

 

エクササイズ例：フットワーク、レッグローワー

https://www.instagram.com/p/CW-jW5SFIsV/

 

 

・Reactive Neuromuscular Training（RNT）

カラダにあえて望ましくない動きを助長する負荷をかけ、負荷に抵抗させるトレーニングをRNTといいます。

例えば、スクワットで膝が内側に入ってしまう人に、さらに膝が内側に入るような負荷をかけます。

写真ではゴムバンドを使用しています。

 

「危ない！」と感じた選手は、無意識で膝を外に動かして動作を修正します。

 

 

②日常生活では、得られにくい感覚を感じられる！

マシンピラティスは、意識がしにくい「インナーマッスル」や「関節の動き」などに刺激を促す効果があります。

 

ばねの負荷に負けないように「脳」を働かせながら、細かく体をコントロールする。

この状態では、普段は意識が向かないインナーマッスルや関節の動きに集中することが出来ます。

インナーマッスルは、名前の通りカラダの深層に位置している筋肉で姿勢を保つために働きます。

 

また、ピラティスの独特の関節の動きで「アーティキュレーティング」と呼ばれるものがあります。

簡単に言うと「一つずつ背骨を動かしていく」感覚をもって運動をすることです。

 

初心者がマットピラティスを行うときは、動作を真似ることに集中するため「インナーマッスル」「関節の動き」を感じることは難しいのです。

 

 

③運動が上手くなるのが早い！

マシンピラティスの刺激は、「脳を刺激」するため運動学習にかかる時間が少なくなります！

 

ピラティスの動きを正しく理解して動くためには「運動学習」が不可欠です。

 

運動学習には、「10000時間かけて運動すれば運動学習することができる」という理論が長い間信じられてきました。（アンダース・エリクソン、1993）

 

しかし、近年の研究では「時間」ではなく、「脳への刺激の種類と度合い」が重要なことが分かっています。（Australian MRI Researchより）

（例えば、結婚・出産・離婚などは10,000回繰り返していないのに、詳細まで内容を覚えている）

 

マシンピラティスの感覚刺激は、「脳を刺激する強度が強く」「運動の種類が多い」ことから運動学習に向いているといえます。

 

よって、マットピラティスよりも効率的に運動学習を行うことが可能です。

 

 

マシンピラティスのデメリット

 

もちろん、マシンピラティスにもデメリットがあります！

 

・マシンピラティスのデメリット

 

①価格が高い！

マシンピラティスは、インストラクターとの「マンツーマンレッスン」になることが多く、費用が高くなります！

 

マットピラティスは、グループレッスンで行うことが多く、安価になります。

スタジオによって料金の幅はありますが「マンツーマンレッスン」か「グループレッスン」によって料金が大きく変わってきます。

 

 

・「マンツーマンレッスン」と「グループレッスン」の違い

	マンツーマンレッスン	グループレッスン
料金	5,000〜10,000円	3,000〜5,000円

 

・月額料金の場合

	マンツーマンレッスン	グループレッスン
月額料金（通い放題）	ー	12,000〜20,000円

 

スタジオによっては、月額料金制もあり、期間中は通い放題のプランもあります。

集中的にピラティスを行いたい方や通える時間が確保できる方には、かなりお得なプランになります。

基本的に受け放題のプランを、マンツーマンレッスンを行っているスタジオはありません！

 

 

②手軽に行うことができない！

1番のデメリットは、運動したくても家で行えないことです！

 

当然ですが、マシンピラティスは、器具やインストラクターがいなければできません。

購入するにしても高額であり、現実的ではありません！

 

初心者から敬遠される一番の理由はこれでしょう！

それに比べて、マットピラティスはマットと畳一畳分のスペースがあれば簡単に行なえます。

 

 

ピラティスを始めるなら？｜まとめ

 

当ブログでは、ピラティスを始めたい方へ「マシンピラティス」をオススメします。
その理由を、マシンピラティスのメリット・デメリットで解説しました。

 

メリット

デメリット

ぜひメリット・デメリットを参考にしてピラティスを始めてみてください。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。