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2022.01.16

ピラティスの効果を上げるために知っておきたいこと ートニックマッスルとフェージックマッスル ー

 

「ピラティスの効果を上げるために知っておいたら良いことはある?」

このような悩みを解決します.

 

・本記事から分かること、得られるもの

✔トニックマッスル・フェージックマッスルの知識が深まる

✔不良姿勢や疲れやすい原因がわかる

✔運動の効果が上げる

 

ピラティスを始めるなら、トニックマッスル、フェージックマッスルについて理解しておきましょう!解説していきます!

 

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トニックマッスルとは

トニックマッスルは一般的には、「インナーマッスル」と呼ばれる筋肉のことです。

特徴は以下の7つになります。

 

1.遅い(筋肉の収縮速度)

私たちが日常生活で座る・立つ・歩くなど活動しているときに働く筋肉です。

カラダを素早く動かすような運動では活動しにくく、ゆっくり動作をするときに働く特徴があります。

 

2.疲れにくい

トニックマッスルは筋繊維の中にミオグロビンというタンパク質を多く含んでいます。そのため、筋肉の色が赤く「赤筋」とも呼ばれます。

ミオグロビンは酸素を筋肉の中に取り込んでくれるため、たくさんのエネルギーを作り出すことが出来ます。

よって、トニックマッスルはフェージックマッスルと比較して「疲れにくい」といえます。

 

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3.低域値(弱い力で働く)

前述したとおり、トニックマッスルは遅い動きで反応する特徴があり、大きな力を必要とする動作は得意ではありません。

 

4.姿勢機能優勢

主に無意識的に私たちが活動しているときに姿勢を支える役割があります。

 

5.深層にある

インナーマッスルと呼ばれるだけこともあり、カラダの深層に位置しています。別の言い方をすると骨や関節に近い位置でカラダを支えてくれています。

 

6.単関節の安定性

短くて、力の弱い筋肉のため単関節(一つの関節)の安定性に関わっています。

 

7.短い/タイトになりやすい

最後に短いこともあり、長時間同じ姿勢でいるとタイトになりやすい(かたくなりやすい)特徴があります。

 

フェージックマッスルとは

フェージックマッスルは一般的には、「アウターマッスル」と呼ばれる筋肉のことです。

特徴は以下の7つになります。

 

1.速い(筋肉の収縮速度)

私たちが日常生活で階段昇降・走る・ジャンプなど大きな力を必要とする活動をするときに働く筋肉です。

ゆっくり動作をするときよりも、カラダを素早く動かすような運動で活動する特徴があります。

 

2.疲れやすい

フェージックマッスルは筋繊維の中のミオグロビンが少なく、筋肉の色が白く「白筋」とも呼ばれます。

たくさんの力を作り出すことが出来る反面、消費するエネルギーは大きく、フェージックマッスルはトニックマッスルよりも「疲れやすい」といえます。

 

3.高域値(強い力で働く)

前述したとおり、フェージックマッスルは速く、大きな動きで反応する特徴があり、小さな力でゆっくりカラダをコントロールするような動作は得意ではありません。

 

4.可動機能優勢

主に意識的に私たちが大きな力を必要とする活動で関節を可動する役割があります。

 

5.浅層にある

アウターマッスルと呼ばれるだけこともあり、カラダの浅層に位置しています。別の言い方をするとカラダの表面で触りやすく、大きな力を発揮して私たちの生活を助けています。

 

6.全体の安定性

長くて、力の強い筋肉のためカラダ全体の安定性に関わります。単関節(一つの関節)の安定性など細かいコントロールは苦手です。

 

7.長い/弱くなりやすい

最後に長いこともあり、活動量が下がってしまうと弱くなりやすい(筋萎縮しやすい)特徴があります。

 

ピラティスは、「トニックマッスル」を強く刺激する

ピラティスやPILLAR(ピラー)で行っているトレーニングはトニックマッスルを刺激することが出来ます。

トニックマッスルを刺激することは、以下のような身体機能だけでなく、内科的な影響や心理精神面にもメリットがあります。

 

・「姿勢がきれいになる」

・「ボディラインがきれいになる」

・「肩こりや腰痛が改善される」

・「消化不良が改善される」

・「前向きな性格になる」

 

もしも、上記のような悩みを抱えている方はダンベルやバーベルを使用したフェージックマッスルを鍛えるトレーニングよりもトニックマッスルを鍛えるトレーニングから開始したほうが良いかもしれません。

 

もちろん、フェージックマッスルを鍛えることにもメリットがあります。大切なのは鍛える順番バランスだと思います。

 

 

まとめ|トニックマッスルとフェージックマッスル

人間の筋肉を大きく2つに分けると「トニックマッスル」と「フェージックマッスル」に分けられます。

それぞれの特徴を理解してトレーニングすると身体的な影響だけでなく、内科的・心理精神面などにもメリットが得られるかもしれません。

ぜひ、運動を始めるときは「トニックマッスル」を使うトレーニングから始めることをオススメします。

 

 

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